夜尿症とは、『尿の濃縮力が未熟だったり膀胱容積が小さいために、5~6歳になっても寝ている間に排尿してしまう症状』を言います。
現在、小学生の約10%が夜尿症だと言われています。成長とともに快復していきますが、それまでの間はおもに飲み薬で治療をします。
治療の流れ
STEP
夜尿症専用問診票の記入
日々の生活週間を把握します。
こちらのサイトよりご自宅にて回答・印刷してきていただいても構いません。
STEP
尿検査
おしっこに異常がないかチェックします。
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診察
一日における水分摂取量の調節、トイレに行く回数を意識するなど、一人ひとりに合った方法を一緒に考えていきます。
STEP
内服治療開始
経過を見ながら、必要であれば詳細な検査を行います。
受診のタイミング
週3回以上 | 週2回以上 | |
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未就学児 | 受診してもよい | 生活習慣の見直し |
小学1~2年生 | 受診 | 受診してもよい |
小学3~6年生 | 受診 | 受診 |
治療をする上で大切なこと
夜尿症は、膀胱が大きくなることと尿の量のバランスの問題です。成長とともに必ず治ります。
「今日はおねしょしないようにね!」などと約束しないこと。もし約束して守れなかった時も、お子様を責めたり怒ったりしないであげてください。
他のご兄弟と比べないであげてください。
また、おねしょをしなかった日は、たくさんほめて一緒に喜んであげてください。